エアコン クリーニング



エアコン内部は室内から吸い込んだホコリや油分その他の汚れが多く蓄積し、それらを餌にカビが繁殖していることが殆どです。よってエアコン使用時には嫌な臭いとともにカビの胞子などがお部屋に放出されることとなり、健康への悪影響が懸念されます。エアコンクリーニングはエアコンから吹き出される空気をきれいにし、安心して生活できるようにすることが最大の目的になります。
また、フィルターやファンに多くの汚れが付着することで風量が少なくなったり、内部の熱交換器という部品に汚れが付着することで、熱交換の効率が悪くなり、エアコンの効きが悪くなったりすることがあります。クリーニングすることでそれらを改善することができます。


エアコンクリーニングメニュー


・お掃除機能付きエアコン分解クリーニング  ¥17,500~ 詳しくはコチラ

・ノーマルタイプエアコン分解クリーニング  ¥11,000~ 詳しくはコチラ

・ドレンパンクリーニング          ¥3,000~ 詳しくはコチラ

・エアコン室外機分解クリーニング      ¥6,000~ 詳しくはコチラ

・エアコン室外機簡易クリーニング      ¥3,000~ 詳しくはコチラ

・エアコン防カビコート           ¥3,000~ 詳しくはコチラ


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エアコンとカビと病気

「高温、多湿、栄養素が豊富」。この3つが揃うとカビは積極的に繁殖します(カビには数万種類あり、カビの種類によって繁殖しやすい条件は違いますが、エアコン内部やお風呂場に繁殖するカビはこの条件に当てはまります)。実は夏場のエアコンの内部(冷房や除湿運転を停止した後)はこの3つの条件が揃いやすいのです。

冷房や除湿の運転時はエアコンの内部の熱交換器という部品が冷たくなります。そうするとコップに冷たい飲み物を注いだときにコップの表面に結露がつくのと同じように、熱交換器の表面に結露がつき、エアコン内部に湿気が溜まります。この時点でカビが繁殖する3つの条件の1つが出来上がります。

冷房、除湿運転をしている最中はエアコン内部の温度は低くなっていますが、運転を停止するとたちまち温度は上昇し、外気温と同じレベルになります。夏場なら25℃以上になることが多いでしょう。これで2つ目の条件が揃います。エアコンの運転時はお部屋の空気を大量に吸い込みます。

お部屋の空気には少なからずハウスダストが含まれており、ハウスダストはエアコンの内部に吸い込まれます。これがカビの栄養素になります。これで3つの条件が出揃います。



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カビが繁殖しているエアコンを使用すると、ハウスダストやカビの胞子(植物で例えると種のようなもの)が吐き出されます。エアコンを始動させたときに嫌な臭いがするのはそのためです。

カビの臭いは嫌なものですが、それ以上に嫌なことは、エアコンから吐き出されるカビやハウスダストが原因で病気(感染症)になることです。
カビが原因で発症する代表的な病気に「夏型過敏性肺炎」という肺炎があります。喉の痛みと咳が基本的な症状で、加えて発熱を伴うことから風邪と間違ってしまうケースも多いですが、エアコンを使用中の室内にいるときに症状がひどくなるようでしたら、「夏型過敏性肺炎」の可能性が高いです。

ひどくなると食欲が落ちたり、子供の場合は夜中に咳が止まらなくなってしまうといった症状もでてきます。
喉のイガイガ感から咳が続きます。慢性化して肺の機能が弱まると、カビ菌がいなくても咳が出やすい状態となり、喘息などと間違えられることもある恐い病気でもあります。

完治させないとカビの胞子を吸い込むたびに発症するため、夏になると毎年咳が出るという方は一度病院で精密検査をすることをおすすめします。

その他にもエアコンのカビやハウスダストが原因でアレルギー(喘息・鼻炎・皮膚炎等)の症状が悪化することも多いのです。
また、抵抗力が弱い赤ちゃんや高齢者、体が弱っている人がカビ菌を吸い込むと、感染症になる可能性が高くなりますので、エアコン内部にカビが繁殖していればクリーニングすることをおすすめします。


 

エアコンの効きが悪いと感じたら

エアコンを長期間使用していると、効きが悪くなることがあります。理由は様々ですが大きく分けると2つあります。機械的に不具合が生じているケースと、汚れによって効きが悪くなっているケースです。

前者はメーカーに依頼しての点検、修理になりますが、汚れによって効きが悪くなっている場合はクリーニングすることで改善します。
汚れによる性能低下にも3パターンあります。

①エアコン内部のフィルターがホコリで目詰まりすることで通気が悪くなり、エアコンの効きが悪くなっているケース。この場合はフィルターを掃除すれば効きは良くなりますのでご自身でも改善が可能です。


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②エアコン内部のファンに汚れが付着することでファンの能力が低下し、風量が極端に落ちることが原因で効きが悪くなっているケース。


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③エアコン内部の熱交換器という機械に多くの汚れが付着することで熱交換の能力が低下、さらに通気が悪くなり効きが悪くなっているケース。


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②③はエアコンクリーニング業者に依頼してクリーニングをすれば改善します。効きが悪くなったなと感じたらメーカーに連絡するよりも先にエアコンクリーニング業者に連絡することをおすすめします。ラスカルでは性能の低下が、機械的不具合が原因なのか汚れが原因なのかを見分けることが出来ます。機械的不具合が原因だった場合は料金をいただくことなくメーカー対応に転じさせていただきます。先にメーカーに依頼してしまうと、汚れが原因だった場合でも出張費が必要となり、さらにエアコンクリーニング業者に依頼してしまうこととなり、二重で料金が発生しますのでご注意下さい。


 



お掃除機能付きエアコンについて

お掃除機能付きエアコンのことをエアコンの内部を掃除してくれる機能が付いたエアコンだと認識してお使いの方が多いと思います。しかし、実際はエアコンの「フィルターのみ」を掃除してくれる機能なので、エアコンの内部には今までのノーマルタイプのエアコン同様に汚れが溜まり、カビが繁殖します。

機種によっては「内部クリーン」「内部洗浄」というような機能がついていますが、それもあくまで多少の予防効果があるのみで内部に溜まった汚れやカビを除去してくれる機能ではありません。

ですのでお掃除機能付きエアコンであっても、内部に汚れやカビが溜まり、それを除去しようと思えばエアコンクリーニング業者に依頼をする必要があるのです。

では、フィルターは機械が掃除をしてくれるので自身では全く掃除をする必要がないのか?と言えば、それも「いいえ」という答えになります。
お掃除機機能付きエアコンがフィルターを掃除する仕組みには、小さな掃除機のようなものでフィルターに付着したホコリを吸い取るタイプと、ブラシのようなものでホコリを掻き取るタイプがあります。いずれにしても強力な除去能力があるわけではありません。

寝室などに設置されているお掃除機能付きエアコンの場合は、低い除去能力でもキレイなフィルターを維持できるケースが多いのですが、リビングなど、キッチンに近い場所に設置されている場合は、キッチンから発する油っ気のある空気を吸い込むためにフィルターにベトベトしたホコリが付着し、エアコンのお掃除機能だけでは汚れを除去しきれなくなるのです。エアコンが掃除をしてくれていると信じてそのまま放置してしまうとフィルターが油っ気のあるホコリで目詰まりしてしまい、「エアコンの効きが悪いと感じたら」で記載したようにエアコンの効きが悪くなってしまうので注意が必要です。


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エアコンクリーニングの頻度

「どのくらいの頻度でエアコンクリーニングをすれば良のか?」

エアコンクリーニングに関する事柄で一番多い質問です。「平均すれば3年に一度ぐらいでしょうか。」とお答えすることが多いのですが、本当は一言で片付けられる質問ではありません。なぜなら設置されているお部屋の環境や使用状況によってエアコン内部の汚れ方が全く違うからです。

同じ環境で使用する場合で、年間のべ100時間使用するエアコンと1000時間使用するエアコンを比べれば、内部に吸い込む汚れの量は約1:10の割合になります。吸い込んだ汚れを餌にして繁殖するカビの量は単純に1:10にはなりませんが、それに近い割合になるのではないかと思われます。

エアコンを使用する頻度によって、汚れ方はかなり違ってくるのです。逆に使用頻度がまったく同じであっても、設置されているお部屋の環境が違えば、それもまた汚れ方が変わってきます。

例えばお部屋で犬を飼っていて、小学生の子供が2人、家でよく鉄板焼きをするお家のリビングに設置されているエアコンと、老夫婦が2人で暮らしているお家の寝室にあるエアコンとでは、吸い込む汚れの種類、量が全く違います。前者の方が圧倒的に汚れが多くなります。

このように設置されているお部屋の環境や使用状況によってエアコンの汚れ方が違うので、クリーニングが必要なタイミングも違うわけです。

ではどのように判断すればよいか?少し手間がかかりますが、原始的にエアコンの中を見て判断するしかありません。具体的にはエアコンのトップカバーを開けて、フィルターの奥にある熱交換器(アルミフィン)という部品と吹き出し口の奥にあるファン(シロッコファン)の2箇所を見ます。まずはアルミフィン。

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このアルミの部分が・・・

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このようにホコリで表面がふさがっている状態であればクリーニングが必要です。

冷房使用時、この蛇腹状のアルミの部品は冷たくなります。細かい隙間を空気が通り抜ける際に空気が冷やされて吹き出し口から出てくるのですが、ホコリで隙間がふさがった状態だと、空気が通り抜ける量が少なくなったり、空気の冷えが悪くなったりします。結果的にエアコンの効きが悪くなるのです。

下の写真のようにキレイな状態であれば問題は無いということになります。

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次に吹き出し口の奥にあるファン(シロッコファン)を見ます。
下の写真のようにファンの羽にホコリが多く付着した状態だと、エアコン内部に取り込んだり吹き出される風量が少なくなり、結果エアコンの効きが悪くなります。エアコンクリーニングが必要な状態です。

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下の写真のようにキレイな状態であれば問題はありません。

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エアコン内部に汚れが溜まり、エアコンの効きが悪くなると、暑さを我慢しなければならないだけではなく、エアコンの心臓部であるコンプレッサーという機械が、冷やそうと頑張り続けるために電気代が余計にかかってしまい、さらにはエアコンの寿命にも悪影響を及ぼす結果になります。

毎年、内部をチェックをし、良い状態でエアコンを使用するよう心がけるべきなのです。

また、カビが繁殖したエアコンを使うことで、「エアコンとカビと病気」の項目で触れたように、感染症になったりアレルギー症状が悪化する可能性があります(詳しくは「エアコンとカビと病気」を)。

気になる方はエアコンの内部を確認して下さい。
エアコンの内部の確認は吹き出し口から奥を見ます。
吹き出し口の奥が・・・

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白い箇所に小さな黒い斑点があります。まだ軽度ではありますがカビが少し繁殖している状態です。喘息があったり、アレルギーが酷い、生まれたての赤ちゃんがいる、抵抗力がかなり弱い高齢者がいる・・・このような場合でしたら、上の写真の状態でも安全のためにクリーニングをしてあげたほうが良いでしょう。

下の写真のような状態なら今すぐクリーニングを!

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エアコン使用時に嫌な臭いがするケースでは殆どの場合、エアコンの内部にカビが繁殖しています。内部の汚れの状態をチェックしてみて下さい。



 


●お掃除機能付きエアコン分解クリーニング ¥17,500~
●ノーマルタイプエアコン分解クリーニング ¥11,000~

作業内容
①エアコンの下にある家具などを移動し、床や壁面、家具を汚さないようにビニールで養生(カバー)します。
②エアコンを十分な洗浄を実施するために、できる限り細かく分解します。


エアコン クリーニング エアコン クリーニング




③エアコン本体を養生(カバー)します。丁寧に養生することでエアコンの電気部品を濡らすことなく、またお部屋に洗剤や汚れが飛び散ることなく洗浄できます。

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④エアコン内部にエアコン洗浄剤を塗布し、汚れを浮かせます。カビの繁殖が多い箇所にはカビ取り剤を塗布し、カビ菌を死滅させます。ただし、カビ取り剤は金属を腐食させてしまうため、金属部品には塗布しません。

ラスカルではエアコン内部にエアコン洗浄剤を塗布する際、十分な量(3リットル~4リットル)をエアコン内部の奥まで行き渡らせるために高圧洗浄機を使用して実施します。

⑤④の工程から5分程度時間をおいたのち、約20リットルの水で高圧洗浄します。
汚れが残らないように洗浄するのは勿論のこと、エアコン内部に洗剤成分が残らないように時間をかけて丁寧に洗浄します。

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⑥汚れ残りがないことを確認したのち、エアコン内部に除菌消臭剤(香料、着色料など無添加)を塗布します。

⑦エアコンから取り外したカバーやフィルター、フィルター掃除ユニット、その他の部品を洗浄し、乾燥させます。

⑧エアコン本体の水分を取り除き、組み立てていきます。

⑨組み立て終了後、試運転を実施し、誤動作や不具合がないかを確認します。

⑩エアコン内部を完全に乾燥させるために乾燥運転を行います。





●ドレンパンクリーニング  ¥3,000~
ドレンパンとは、冷房使用時にエアコン内部に溜まった結露を室外に排出するための溝の役割をする部品のことです。通常のエアコンクリーニングではこの部品は外さずにクリーニングします(ドレンパンクリーニングを実施している業者は大手を含めてごく一部しかありません)。

しかしエアコン内部の汚れが多い場合、ドレンパンを外さず洗浄すればドレンパンやその周辺に汚れが残ってしまう可能性があります。カビの臭いが特に気になる方や、ご家族にカビ菌に敏感な体質の方がいる場合はエアコンクリーニングとともにドレンパンクリーニングを実施されることをおすすめします。

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エアコンから取り外したドレンパン。
エアコン本体から取り外さないとこの汚れは完全に除去できません。






●エアコン室外機分解クリーニング ¥6,000~
●エアコン室外機簡易クリーニング ¥3,000~
エアコン室外機の汚れは、エアコン室内機から出てくる空気の汚れとは無関係ですので、衛生面が気になってエアコンクリーニングを検討される場合は室外機のクリーニングは必要がありません。

しかし、室外機の熱交換器という部品に汚れが多く付着すると、熱交換の効率が悪くなり、エアコンの効きに悪影響を及ぼすことがあります。また、効率が悪くなることで消費電力量が多くなりますので、エアコンの性能改善、節電のためにクリーニングすることをおすすめします。

お客様自身で汚れの状態がわからない場合は、弊社が確認させていただきますのでお申し付け下さい。
汚れが多い場合は分解クリーニングを、中レベルの場合は簡易クリーニングを、汚れが少ない場合はクリーニング不必要というように状況にあったご提案をさせていただきます。

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室外機の背面。
この箇所が汚れてくるとエアコンの効きが悪くなる可能性があります。






●エアコン防カビコート  ¥3,000~
254の細菌や真菌に対して強力な抑止力をもつ高性能抗菌防カビ剤を専用工具にてエアコン内にスプレーコーティングします。未施工のエアコンに比べ、カビの繁殖スピードを確実に遅くします。


価格は全て消費税込表示です。
~表示のメニューに関しましては、
現調見積りが必要な場合がございます。






Posted by ラスカル at 12:59